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2018年8月11日 (土)

珍味と言われる食べ物、その残酷な生産法、フォアグラ、キャビア

珍味フォアグラの生産方法は残酷そのもの 恐ろしい方法で採取するキャビア


世界の三大珍味と呼ばれるのはトリュフ、フォアグラ、キャビアであり、高級フレンチなどでは良く紹介されています。
この3つのうち、トリュフは植物ですが、フォアグラはガチョウやアヒルの肥大した肝臓、キャビアはチョウザメのメスから採取した卵になります。
しかし、トリュフを除く、フォアグラ、キャビアの生産方法は目を覆いたくなるほど残酷なものです。
筆者も今回の記事を調べるにあたって改めてこの二つの食材は買ったり、食べたりしないようにしようと思いました。
この二つの食材の生産方法はとても残酷で文字にするのも恐ろしいものがありますが、その実態を多くの人に知ってもらう必要があると感じまとめてみました。


フランスの定番のごちそうフォアグラ

フォアグラの最大の生産国はフレンチで知られるフランスで、クリスマスの祝い料理としても食されています。しかし、このフォアグラの生産方法は目を覆いたくなるほど残酷なものです。まず、フォアグラ用になるガチョウやアヒルは生まれて間もなく、オスかメスかどうかでその運命が分かれます。
オスは肝臓を肥大させてフォアグラにするため、短い間ではありますが生かされるという道が与えられますが、メスの肝臓はフォアグラにされるのに適さないためミンチにされてしまうか、袋に入れられて窒息させられたりします。
その後、生き残ったオスの鳥達にも人間の残酷な仕打ちが待ち受けています。
3ヵ月ほど体力を屋外でつけさせられたオスたちには強制的に餌をたべさせられ続けるという苦痛が待っています。
フォアグラの生産人達はアヒルやガチョウを捕まえると無理やり口をこじ開け喉までチューブを差し込み、餌を強制的に食べさせるのです。
この強制的な餌やりを日に何度も繰り返すことにより、1か月ほどで鳥たちの肝臓は10倍ほどにもなり、まともに歩くこともできない状態になります。肺も圧迫され呼吸が困難になる個体もいます。
しかし、それでもフォアグラを得るために鳥たちは喉がただれても、呼吸ができなくなっても、吐いても、胃痙攣になっても餌を何度も大量に食べさせ続けられるのです。
多くの鳥はこのような環境の中、健康状態を悪化させ死んでいきます。
また、飼育環境も非常に劣悪で体はほぼ動かせず、首だけが伸ばせる状態のことが大半です。
このようなひどい虐待的な環境の中、生き延びた鳥たちには死が待っています。その死の方法も残酷で生きたまま首を折られたり、切られるという方法で一生を終えるのです。
私達が知っているフォアグラはこのような鳥たちの多大な苦痛から生まれているのです。

高級料理に添えられていることも多いキャビア

フォアグラの次もよく知られている珍味のキャビアです。このキャビアはチョウザメ、つまりサメの母親の胎内から卵を取り出すことで得られるものです。
その方法も実に残酷であり、人間でいう子宮にあたるチョウザメの体内に手を入れて卵をかきだすというものです。それも生きたまま行われるのです。
当然、サメは大変苦しみながら死んでしまいます。
キャビアは珍味と言われているそうですが、この採取方法は非常に残酷で仕事にしたいという人も少ないため、量が少なく珍味になっているそうです。
つまり、味自体は美味しいのかどうかも分からないのにサメはこのような残酷な方法で死んでいるのです。
キャビアは珍味だけど美味しさがよく分からないという人もいますが、ただ珍しいからという理由でこんな殺され方をしているのです。
また、3大珍味ではありませんが、高級食材として知られるフカヒレもまた、生きたサメからヒレを切り落とした後、手足のない状態の個体を海にそのまま捨てるという漁の実態があります。

このようにレストランやお店が提供しているこれらの食材は、その多くが動物達の多大な苦痛を伴う残酷な方法で採取されています。
よくレストランに星が評価されていくつ付いたなどのニュースを見かけますが、味だけでなくこのような部分にも気を配っているかということも料理店としての評価に繋げてほしいと感じます。
現代はこのような動物の実態についても知ることができる時代になってきましたが、それゆえに味だけではない、他の視点での評価を付けることも私達の気持ち一つで可能になってくるのではないでしょうか。

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written by スペクトル(CW)

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