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2019年1月 5日 (土)

動物絶滅、環境破壊は無視できない問題、それは人間に戻ってくる

written by スペクトル(CW)

■珍獣ウーパールーパーの絶滅?

何十年か前にそのコミカルなルックスでブームになったのが、ウーパールーパーという生物です。このウーパールーパーはあまり知られてはいませんが、オオサンショウウオという生き物がなんらかの理由で子供の姿のまま成長した個体なのだそうです。
そんな珍獣とも言えるウーパールーパーですが、人工繁殖ではなく、自然の個体については、このままでは2020年頃には絶滅してしまうだろうとされているのです。
その原因はウーパーの住家である河川の水質が悪化していることや、人間が放した外来種の魚などにおびやかされているからだとされています。
このウーパーは生息地であるメキシコでは、古代から水の神様の化身であると神聖視されてきたそうです。
地元の言い伝えによればウーパールーパーがいなくなる時、人間も滅びてしまうと言われているそうです。
これは単なる作り話ではなく、水質悪化による環境破壊と人間の衰退を表しているとも言えるのではないでしょうか。
世界中でゴミの問題やそれに伴う有害物質の問題は懸念されていますから、未来ではなく、今、まさに問題になっている出来事であるとも言えるでしょう。


■ゴミの問題を軽視することは人にとっても危険

夏場になると増えるのが、ペットボトルや空き缶などの飲料ゴミです。
このゴミについてはもちろんきちんと捨てる人もいますが、中には道や川に捨てたり、ゴミ箱がぎゅうぎゅうに詰まっているにもかかわらず、無理に押し込んだりする人もいます。
そしてその結果、溢れだした飲料ゴミが大量に転がっているのをよく見かけます。
ここでは飲料ゴミを例に挙げましたが、これはビニール袋やプラスチックゴミなどにも言えることで、これらは不衛生で見た目にもよくないだけでなく、飛んで行ったりすることで河川や海などの環境も破壊します。
また、それだけではなく、ジュースのペットボトルやお弁当の食べ残し等のゴミは、人間にとって脅威となる生物も連れてきます。
それは最近、都市部での目撃が増えているスズメバチなどの危険生物です。
このスズメバチは本来、森や林などに住み、他の昆虫を餌としていますが、近年では都市部の残飯や飲料の残りなどを求めて、頻繁に人間の居住区にも現れるようになりました。
筆者は飲料水のゴミ箱の周囲をスズメバチが飛び回り、その近くに赤ちゃんを連れたお母さんがいるという光景を見かけたことがあります。
昆虫は飛んでどこへでも行けますから、このような光景は少なからずあるでしょうが、ゴミの投棄や捨て方によって、ハチの数が増えているとするなら、大人だけでなく、このような小さな子供もより多くの危険にさらしていることになります。
このようにゴミの問題は環境の破壊や汚染以外にも、人間にも戻ってくるリスクがあると知っておくことが必要ではないでしょうか。

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2020年には絶滅する(?)ウーパールーパー 飲料ゴミが連れてくる危険な生物

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